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MVNO?格安SIM?よくわからないと思っているそこのあなたこそ格安SIMに乗り換えるべきである!

初めてのブログ執筆です!

 

これからこのブログでは携帯端末関連ガジェットや通信事業者の選び方などを取り上げていきたいと思います。自分のアウトプットを含め情報発信していくので温かい目で見守っていただけると幸いです。

第一回はMVNO、格安SIMの考察です。しばらくはMVNOについての記事を書いていく予定です。

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MVNO?格安SIM、最近よくきくなーってお思いでないですか?でも、よくわからないしなんか胡散臭いなーって思ってるそこのあなたこそ!格安SIMの運用によって月々の通信料を半額以下にも抑えることができるんです。

 

MVNOとは、仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator)の略であり、対義語としてはMNO(Mobile Network Operator):docomoKDDIsoftbank等の携帯通信キャリア が挙げられます。要は移動体回線網などのインフラを持っていないけども、MNOのインフラを借りてサービスを提供しようという事業社のことですね。

このMVNO、何が嬉しいのかと言うと、月額通信料が安く抑えられるという点。MNOキャリアの場合、最低料金が5,6000円〜と高額であるが、MVNOの格安SIMによる運用の場合基本料は0円から、2,3000円と半額程度で済ませることができる。

 

しかも嬉しいのは、低価格だと言ってもつながりやすさといった通信の質は下がることはない。何故ならば元々のインフラがMNOの通信網であるためだ。MVNOは、参入障壁が高く、3社独裁体制の通信業界に適度な競争を促進するためにすすめている推進政策である。総務省が決めたガイドラインに沿って通信事業者は通信インフラを卸売することにより低価格プランを進める別会社を育てようとしているのだ。

 

市場の立ち上がり時は、電話ができないデータ通信専用といったデメリットもあったが、最近の格安SIMは音声通話プランのSIMも出ている。

そうしたことからSIM市場は一定の盛り上がりを見せているが、実際にはリテラシーの高いユーザーのみが使用しているのが現状である。

 

しかしながら、最も恩恵を得られるのはスマホのライトユーザーであり、データ通信量もよくわからないといった人なのだ。

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出典:MMD研究所スマートフォンのデータ通信・通話利用に関する調査

格安SIMユーザーが最も恩恵を受けられるのは、月々のデータ通信量が2GB以下のユーザーだ。上に示した図の様にそれらのユーザーを格安SIMの潜在ユーザーと捉えるならば、実にスマホ利用者の4割が格安SIMに乗り換えた方がお得なことを示している。(精密には音声通話をあまり使わない等の条件がある)

 

では、MNOキャリアは何故こうした低価格の通信プランを出さないのか。それは通信事業者の業績を評価する指標としてAPRUというものがある。これはAverage Revenue Per Userの略称であり、端的にあらわすと月額利用料金の平均のことである。一般的な商品を販売する企業からすると、この指標は商品の単価にあたるものであり単価が大きいものほど利益も多く株主総会等ではこの指標が投資家の方の投資材料としてみなされることもあるため迂闊に下げることができないのである。

そのため、ポートフォリオの異なる低価格帯のユーザーをカバーできないのがMNOキャリアの現状であるのだ。

このゾーンに属するユーザーを狙うのがMVNO事業社なのである。

 

結論:スマホをあまり使わないあなたこそ、格安SIMに乗り換えるべきである。